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2024年4月10日 水曜日
皮膚の大きさと構造を知る!痛いタコと魚の目!匂いも!?
今日は皮膚の構造についてお話しします。
身体全体の皮膚の表面積は、およそ畳1枚分です。
重さは体重のおよそ1/16です。(体重50キロの人であれば、約3.1キロが皮膚の重さ)
皮膚は3層構造をしております。
1番表面に近いほうから
第1層 : 表皮
第2層 : 真皮
第3層 : 皮下組織
第1層の表皮
厚さの身体全体の平均としては約0.2ミリで、手の平や足の裏が最も厚く、0.5〜0.65ミリになります。
表皮だけで基本4層構造ですが、手の平と足の裏だけは5層構造。
ターンオーバー(表皮の全体が入れ替わる期間)は成人で約4週間です。
このターンオーバーは年齢と共にその期間は伸びます。
神経と血管が存在しないので、傷ついても痛くもないし、出血もしないです。
いわゆるタコは、この表皮の部分が分厚くなっていくので、タコだけ削る分には痛くないです。
第2層の真皮
厚さは全身とも約2ミリで、ターンオーバーは約5〜6年です。
この真皮はいろんものが含まれています。
神経、血管、リンパ管、汗腺などの器官があり、成分はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸・コンドロイチンなどの最近では聞きなれた成分を多く含んでおります。
つまりこの真皮が傷つけば、痛みも感じるし出血もしますね。
皆さんは「かさぶた」できたことありますよね?
あれって、取りたくなりますよね。
わたくしはかさぶたが形成されれば、すぐに取りたくなっちゃうんです。
で、そのかさぶたを取る時に痛みを感じる場合に大抵は出血しますよね。
それは、そのかさぶたがまだ真皮にくっついている状態だからです。
逆にかさぶたを取る時に全く痛くない時にありますよね。
これはかさぶたが表皮の上でのみできてるので、痛くないし出血もしないです。
なので、表皮上にできるかさぶたを取った跡の皮膚は色が肌色に近いですね。
さらに、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分が少なくなれば、シワやたるみの原因に。
そして真皮には汗腺といって、汗を作るところもあるんです。
足の裏の匂いが強めの方がいますよね。
そういう方は足の裏の表皮が分厚い、又はタコが多く存在している可能性が高いんです。
つまり、表皮が分厚くなれば、そこに汗がたまりやすくなって、匂いがきつくなるということなんです。
そういう方は分厚くなった角質やタコを綺麗に削ることによって、匂いが解消されると思います。
もちろん、分厚くなる原因が解決されないと、削ってもまた表皮が分厚くなっていきますけどね。
さらにこの真皮には非常に重要な役割を担うレセプター(感覚受容器)が存在します。
分かりやすく言うと、熱湯を触って熱い!とか
氷を触って冷たい!とか
押されて痛い!
などなど。
人間にとって非常に重要な感覚をつかさどる細胞が、この真皮には非常に多く存在しています。
このレセプターは本当に重要です。
熱湯に手を入れてその熱さを感じなければ、やけどしますよね。
靴の中に小石が入っていてそれに気付かなければ、足の裏にマメができてしましますよね。
そんないろんな外界から人間に入る情報を最初に伝えてくれるのが、このレセプターです。
第3層の皮下組織
この層の主な成分は脂肪になります。
役割
①エネルギー源としての脂肪貯蔵
②体温が逃げないようにするための保温機能
③外部から衝撃を脂肪のクッションで内蔵保護
つまり脂肪といえども、超重要任務をはたしてます。
今日はここまで
参考動画
↓↓↓
痛いタコと魚の目!皮膚の構造は?
痛いタコと魚の目!皮膚は大きい?
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投稿者 ほまれ接骨院