上がる!RISEBOXスタッフブログ
2017年3月24日 金曜日
靴メーカーの違いが有痛性外脛骨の原因かも!刈谷市ライズボックス
ホマレです。
今日も勘違いシリーズです。
第6弾!?
きっと。。。
今回は靴のメーカーによって、同じランニングシューズでも形が全然違うよっ!!
っていう話です。
今回はクライアントさんで実際にあった話です。
そのクライアントさんは高校2年生男子のバスケ部。
約1年前から右足の外脛骨が痛くなり、病院で診察を受けたところ「有痛性外脛骨」と診断されました。
その後なんとかだましだまし部活をしてきましたが、あることを境に痛みが増強。
その原因とは、捻挫。。。
そうなんです。
有痛性外脛骨ははっきりとした原因がある場合と、そうでない場合があるんです。
で今回が足首の捻挫が原因。
捻挫したのは約1ヶ月前。
バッシュを履いてバスケをやるときは痛みが少ないそうですが、他の部活との兼ね合いで体育館が使用できないときは、校内をひたすら走りまくるんですが、この走っているときにどんどん痛くなってくるとのこと。
で、この校内を走るときに彼はニューバランスのランニングシューズを履いているとのこと。
ちなみに彼はメーカーに対するこだわりはなくて、ただ単純にカッコよくて、履きやすいいものを選んでいるとのこと。
実際に彼はこれまで、アディダス、ナイキ、アシックス、ニューバランスと多くのランニングシューズを中学生の頃より履いてきたそうです。
まあ、まずは足のサイズを測ってみよう!
ということで測ってみました。
すると彼の足の形が丸めだということが分かりました。
ん?
足のどこが丸い?
ここです。
⬇️⬇️⬇️
親指と小指の付け根の横に出っ張ったところを結んで、その部分を切ったとして前から見た形のこと。
大まかにですが、この画像の右下の「A」「B」「C」のように、おもに3種類の形に分けられます。
「A」は丸めの足で、「C」は潰れた形をしています。
「B」はその間。
で、彼は「 A」タイプの丸めの足。
ここで問題なのは、特にランニングシューズは、この部分の形の差が大きいということです。
つまり、全てのメーカーが同じ形をしているわけではないんです。
彼が実際に履いていたニューバランスの形は「C」タイプで潰れた形をしています。
逆にアシックスは「A」タイプの丸い形をしています。
わかりやすい画像があります。
まさみマンが持ってる重ねた2枚の中敷。
下の黄色はニューバランスのレディスの25.0サイズの「D」ウィズ。
上のピンクはアシックスのレディスの25・0サイズの「E」ウィズ。
本来、靴の横幅は「A・B・C・D・E・2E・3E・G・H」と「A」が最も細く、C・Dになるにつれて大きくなります。
でも、ニューバランスの「D」ウィズの中敷(黄色)よりも、アシックスの「E」ウィズの中敷(ピンク)の方が細いではありませんか!
ということは、靴の横幅は直線距離ではなく、あくまで周計(1周のサイズ)なので、ニューバランスの「D」ウィズの中敷よりも大きいはずのアシックスの「E」ウィズの中敷の方が、直線距離で細くなるんです。
ちなみにミズノもこのアシックスに近い形をしています。
で、彼は『A』タイプ。。。
でも、履いているニューバランスの靴は潰れた「C」タイプ。
この形のギャップがもしかしたら、痛みが引かない原因かも。
つまり、潰れた形の靴の中で丸い形の足が動いている。。。
だって、彼が履いていたニューバランスの「1040」という靴は、カウンターもシャンクもある程度しっかりしているし、サイズも彼にとっては一応許容範囲でしたので。
まあ、この靴もボロボロでそろそろ替え時だったということなので、ミズノ ウェーブライダーを履いてもらいました。
で、痛みはバスケやってるときと同じくらいのレベルまで減ったとのこと。
あとは、痛みを取りきりたい!
ということで、とりあえずバッシュにインソール(足底板)をつくりました〜。
今回の勘違いは。。。
サイズが合っていても。
カウンター(踵部の補強)とシャンク(土踏まず部の補強)がしっかりしていても。
足の形の違いが痛みの原因になってるかもよ!
でした〜。
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2017年3月17日 金曜日
靴を買う時の縦幅の基準?指1本分?刈谷市・碧南市ライズボックス
ホマレです。
今日もいきます。
勘違いシリーズ。
第5弾!
今日の内容もタイトル通り。
これも当たり前になっていることですが。。。
試し履きをする時に、靴を履いてつま先に指1本分の余裕が必要。。。
これって、やばいんです。
実は。
すご〜〜く。
今日はその辺を掘り下げようと思います。
靴の縦幅のジャストサイズを選ぶにあたり、「捨て寸」という言葉を必ず説明せねばなりません。
「捨て寸」とは靴のサイズ表記よりも少しだけ靴を大きく作っている分のサイズです。
たとえば、靴のサイズ表記が「24.0」だった場合、その靴の実際のサイズは246ミリくらいあり、この場合は「246ー240=6」で、この場合「6ミリ」の捨て寸があるといいます。
この「捨て寸」という概念は、日本で販売されているほとんどの靴に適用されており、基本的には靴のサイズ表記よりも実際には靴が少し大きく(1〜30ミリ)できています。
ではなぜこの捨て寸が必要なのでしょうか。
その理由は2つ。
細かく言えばもっとありますが。。。
まあ、大きな理由はこの2つです。
① 靴下の厚み分
② 地面に足がついた瞬間に足が一瞬大きくなる。
この2つを合わせると人によって様々ですが、だいたい5〜15ミリの捨て寸が必要とされてます。
つまり、どんな人でも自分の足のサイズ ➕ 捨て寸の5〜15ミリが必要です。
で、この捨て寸はもともと靴に含まれています。
しかし、実際に靴自体のサイズを測ることは不可能なので、中敷で測ります。
中敷のサイズが実際の靴のサイズになるのです。
このように捨て寸があるということを理解した上で靴の縦幅を選ばなければなりません。
ここでさらにやっかいなのが、同じメーカーの全く同じ靴でも、サイズによって捨て寸のサイズが違うんです。
⬇️の画像をごらんください。
これはニューバランスの治療院限定モデルのWW584という靴です。
グレーゾーンを見てください。
WW584の2Eウィズを見ていくと、21センチという縦幅の靴の捨て寸は「21ミリ」ですが、24.5センチの靴の捨て寸はなんと「8ミリ」なんです。
実際これくらい違うことが、各メーカーとも、当たり前にあるので、注意が必要です。
つまり、アシックスなら10ミリ、ミズノなら5ミリとかメーカーごとに捨て寸がきまっているわけではないですし、GT−2000だから全サイズの捨て寸が10ミリていうわけではないんです。
わたくしたまにですが、お客さんを一緒に靴屋さんにいって、靴を選ぶことがあります。
で、靴屋さんなので、靴がいっぱい並んでますね。
わたくしその中から靴を選ぶときに靴のサイズ表記はほぼ見ません。
もう何万足も靴を見てきているので、靴を見ればだいたいのサイズはわかります。
大事なのは、靴のサイズ表記なんかではなく、中敷のサイズを測ることなんです。
で、そのサイズこそが靴自体のサイズになります。
つまり、靴を買うときはメジャーが必要なんです。
あ、靴の中には中敷が取れないものもありますね。
このような場合は実際に靴を履いて確かめてみます。
足の甲部にある紐などの調整具をしっかり閉めた状態で歩いてみて、指先(親指・人差し指・中指のどれか)がほんの少し当たってるくらいが捨て寸5〜10ミリくらいと言われています。
その感覚を大事にして試し履きをしてみるといいかもしれませんね。
ということで今日はここまで。
いつまでこのシリーズが続くかわかりません。
が、それだけ勘違いが多いということ。
思いつくだけ書いてみようと思います。
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2017年3月15日 水曜日
大人になっても足のサイズは変わる?知多市・刈谷市ライズボックス
ホマレです。
今日もいきます。
「勘違いシリーズ第4弾!」
今日のお題はタイトルのまんまです。
「大人になっても足のサイズは変わる?」
です。
話を進めるためにも早速答えを言いましょう!
「YES」
<YES>
『YES』
です。
間違いなく変わります。
その原因は大きく分けて2つあります。
①加齢による変形
人間は年をとっていくと必ず骨が変形します。
特に関節は。
いわゆる荷重関節が。
荷重関節とは自分の体重を支えている関節。
背骨・股関節・膝関節・足関節。
まれ肩・肘・手関節などの荷重関節ではない関節も変形することだってあります。
最も有名なのは変形性膝関節症でしょうね。
つまり、足部の関節も変形すれば、もちろん骨の形自体が変わるので足のサイズも変わります。
②アーチ形成による
人の足の裏には、アーチと呼ばれるいわゆる土踏まずがあります。
このアーチという言葉自体はだいぶ一般の方々にも浸透していますね。
で、その方に合った靴やインソールを履くことで、潰れたアーチが形成されることがあります。
外反母趾だって、その変形が少なくなっていったりもします。
つまり、潰れたアーチが形成されればサイズも小さくなりますね。
ここまで説明して何が言いたいかというと、自分の足のサイズを決めつけていて、それに従ったサイズの靴しか履かない方が以外と多いということ。
当院では測ったサイズをお伝えするときに「あくまで現時点でのサイズです」と必ずお伝えします。
それは上記のような理由があるからです。
そして足のサイズが変わることを、しっかり説明してから靴を購入してもらいます。
で、次に靴を買うときは必ずサイズを測り直します。
つまり、みなさんも靴を買う度にめんどくさいですが、しっかりサイズを測り直しましょう!!
です。
ちゃんちゃん。
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2017年3月13日 月曜日
店で売っている靴は横幅の拡い靴が多い?愛知県刈谷市ライズボックス
ホマレです。
まあ、ゆうならばタイトルから想像すれば分かる!
そうです。
勘違いシリーズ第3弾!
つまりは昨日の続きです。
昨日は足の横幅の狭い方が60歳より若い世代の方では意外と多いよー。
⬇️⬇️⬇️
でも、昔の通説で「日本人は甲高幅広」を信じ込んで、勘違いしてる方が多いですー。
⬇️⬇️⬇️
ということは、実際は足幅が細いのに、自分の足は幅広だと思っていて、幅広の靴を買って履いてしまう。
⬇️⬇️⬇️
その結果、足に対してでかい靴を常に履くことになり、身体に負担をかけ続けいろんなとこに痛みが出る。。。
⬇️⬇️⬇️
このような方はもちろん靴を買うとき、自分の足幅は広いと思っているので、店員さんには幅広の靴を注文します。
⬇️⬇️⬇️
もちろんほとんどの店員さんも日本人ですので、幅広の意識を持っており、お客さんのリクエストに疑問も持たず幅広の靴を提供します。
⬇️⬇️⬇️
この繰り返しで本当の意味でのフィッティングを理解していないスタッフさんのいる店では幅広の靴ばかりが売れることになります。
⬇️⬇️⬇️
(かくゆう私もだいぶ昔はそのうちの一人でした。
悲しい過去ですが。。。
その分たくさんの失敗をしたので、その経験値が今は活かされていると思っています。)
⬇️⬇️⬇️
つまりほとんどのお店では幅細タイプの靴があまり売れなくなります。
⬇️⬇️⬇️
わたくしもお店を経営しているので理解はできますが、お店としてはなるべく在庫を長い間抱えたくありません。
⬇️⬇️⬇️
靴はお店で作っているわけでがなく靴メーカーが作ります。
⬇️⬇️⬇️
ということで、お店から靴メーカーに注文するときは幅細の靴の発注数が少なくなります。
⬇️⬇️⬇️
で靴メーカーももちろん作った靴の在庫をたくさん抱えたくないので、幅細の靴の生産数が幅広の靴よりも圧倒的に少なくなります。
というカラクリ。
ここで問題なのは、始めから売れないからと幅細の靴を生産しないこと。
これに非常に困っています。
例えばウォーキングシューズ。
基本「3E」です。
「幅細」と書いてあっても「2E」なんです。
日本人の女性標準は「E」なのに。。。
つまり、ウォーキングシューズを選択するときは、その選択肢が非常に少ないんです。
競技別で言えば、バドミントンやテニスもウォーキングシューズと同じように幅広が多いです。
すいません。
何だか今日は愚痴みたいになってしまいました。
とにかく、まずは「意識改革」がとっても重要だと考えます。
そのためには、一般の方々一人一人に地道に伝えること。
も大事なんですか、所詮わたくしの一人では限界があります。
といことで、フィッティングセミナーをセラピスト向けに開催してます。
一人のセラピストがフィッティングを理解できれば、そのセラピストには多くのクライアントさんがついてますからね。
このほうが早く広がると信じて、呼ばれればどこへだって行きます。
今年も愛知県東海市の「あおぞら接骨院」でコースをします。
先週末も愛知県豊橋市の鷹丘クリニックでセミナーしてきましたが、やはり楽しかったです。
あ、僕自身が。
靴一つでこんなに違うのかと実感・体感できる。
僕自身がいつも一番楽しんでます。
来月もたまたま豊橋でセミナー。
5・6月から3つのコースが開始されます。
楽しみすぎます。
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2017年3月12日 日曜日
あなたの足の横幅は本当に拡いですか?愛知県刈谷市ライズボックス
ホマレです。
今日も勘違いシリーズ第2弾!
わたくし、全ての来院されるクライアントさんに聞きます。
「ご自身で横幅が拡いと思ってます?」
と。
だいたい約7割の人は「はい!!」と元気よく言ってくれます。
で、問題はココから。
実際にこれらの方々のサイジングを行うと、約8割の方が標準以下の細さになります。
ここでだいたいの計算をしてみましょう。
例えば、100人のクライアントがいたとして、そのうちの7割である70人が、自分の足の横幅が拡いと思っている。
でさらにその70人のうちの8割の56人が、標準以下の横幅であると。
つまり100人中56人が自分の足の横幅が拡いと思っていて、実は標準以下の細さということになります。
まあ、あくまで想像ですが。
まあ意外と多いんです。
でも、この方々は自分の足幅が拡いと思っているんで、実際に横幅が標準以下なのに拡い横幅の靴を履いているという事実。
そりゃ、いろいろ痛くなりますわな。
靴が足に対して大きいと足が痛くなる理由はこの動画を参照
⬇️⬇️⬇️
では、なぜこのような勘違いが非常に多いんでしょうか?
んーーーー。
はっきり言ってわかりません。
ここからは完全にわたくしの想像の話になります。
日本には、昔から「甲高幅広」という言葉が当たり前に通説としてあります。
で、これが通説になっているので、みんながこれを信じ込んで自分の足の横幅が拡いと思い込んでいる。
もちろんメディアも含めて人間です。
確かに日本人トータルでしてみたら、幅広の方の方が多いかもしれません。
が、これはあくまで日本人全体でのお話。
日本人の人口比率は団塊の世代(今の60歳〜70歳くらいの年代の方)を中心にそれ以上の年代の方が非常に多いとされています。
で、たしかにこの方々は横幅が標準より拡い方が多いです。
ですがそれ以下の年代の方々は標準以下の足幅の人の方が多い印象です。
つまり、団塊の世代より下の年代が細い足幅の方がいくら多くても、足幅の拡い上の世代の方の人数のほうが圧倒的に多いので、そりゃ全体の比率としては、足幅の拡い方のほうが多くなりますわな。
というのが、わたしの説です。
38歳であるわたくしの足幅は「C」です。
まあ、あくまでわたくしのこれまでみさせていただいた、約2万人の方々の印象ですが。。。
つまり正しい数値ではないことをご了承ください。
ここで少し難しくなるのは、足幅が狭いのに、自分自身では拡いと思い込んでいたクライアントに対して、細い靴を薦めることです。
そりゃ皆さん抵抗がありまくりです。
だって、今まで散々でかい靴を履いてきたわけですから。
まあ、これは、プレゼン能力になります。
人を納得・説得させる上で大事なことは良いものは良いと体感・実感してもらうことです。
わたしはよく使用するのはパワーテストです。
これは下のブログを参考にしてください。
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2017年3月7日 火曜日
軽くて柔らかい靴は身体に良い靴?半田市・刈谷市ライズボックス
ホマレです。
今日は勘違いシリーズです!
あ、今日からですが。。。
人間、いろんな場面や場所で、勘違いもしくは思い違いをしております。
もちろんその中には昔は正解だったものが不正解になったり。
メディアの間違った情報に踊らされたり。
周囲の状況や時代の中でいろんなものが正解➡️⬅️不正解を繰り返しています。
例えば、ここ最近は運動前はゆっくり筋肉を伸ばすストレッチはしない方が良いと言われています。
この状態で運動をすると筋肉の力が発揮しにくくなり、逆に怪我をする確率が上がってしまうといわれているんです。
でも、この情報を知らずに未だに運動前のアップとして、ゆっくりじっくりストレッチをしている方は多く存在します。
靴もしかりです。
わたくし、来院されたクライアントさんによくこのような質問をします。
「あなたにとって良い靴って、どんな靴ですか?」
すると大体このような答えが返ってきます。
「軽い」
「ゆったり」
「柔らかい」
「気持ちいい」
「疲れない」
などなど
ここで勘違いしていけないのは、「楽=良」です。
前回もお話しましたが、人間歩く時は足が「ぐらつき」ます。
この「ぐらつき」を自分自身でコントロールできるのか、できないのか。
できない人は少なくとも運動する時は靴に「ぐらつき」を抑えてもらわないといけません。
そうしないと種々の怪我の原因となります。
この「ぐらつき」を自分自身でコントロールできてるのは、イチローレベルになります。
つまりほとんどの方はこの「ぐらつき」を自分自身でコントロールできていません。
つまり靴に頼らないといけないわけです。
で、このぐらつきを抑える役割を果たしてくれてるのがカウンター(踵の補強材)とシャンク(土踏まず部の補強材)です。
これら2つのパーツは靴にとって非常に重要なパーツと言えます。
しかしこれら2つのパーツにはもちろん少なからず重さがあります。
ということはこの2つのパーツはある靴は、無い靴に比べれば少しではありますが重くなります。
しかし実際に履いてみると、これらのパーツが入っていない靴に比べて、歩行時や走行時に足が安定するので軽く感じます。
つまり、軽い靴はこれら2つのパーツが入っていないか、入っていても薄くて弱いかです。
結局、軽ければ軽いほど身体に良いかというとそういうわけではありません。
「軽=良」ではない!
ということになります。
次は「柔らかい」という感覚です。
この言葉で問題なのは、どこが「柔らかい」かです。
先ほどの話の通り、カウンター(踵の補強材)とシャンク(土踏まず部の補強材)は硬くないといけません。
あと、ソール(靴底)もランニングシューズの場合は柔らかすぎると衝撃の吸収はできますが、ぐらつきもその分増すので、柔らかすぎもダメです。
もしかしたら「気持ちいい」はこのソールが柔かいに既存しているかもしれません。
ということは、ある程度の柔らかさがあっても良いのは、ソールの指が曲がる部分と、足首回りを覆うクッション材くらいですかねー。
つまり、「柔かい=良」は、全てにおいて言えることではありません。
次は「ゆったり」という言葉です。
この言葉も勘違いが非常に多い言葉です。
ほとんどの方が思っている「ゆったり」は、= 「でかい」
です。
これも以前お話しましたが、靴が足に対してでかいと靴の中で足が動きます。
動くと指が踏ん張り、蹴り出しの時にブレーキがかかり、そのブレーキから逃れようと足裏やふくらはぎの筋肉が頑張り過ぎたり、横方向に身体が逃げるので足・膝・股・腰関節に負担がかかります。
本来、靴内で足が動かないのが理想です。
ということで、「ゆったり=良」ではありません!
で、これら「ゆったりではない」「硬くあるべきところが硬い」「軽すぎない」のことがしっかりなされていて、はじめて「気持ちいい」「疲れにくい」の感覚になっていきます。
逆に言えば、「軽い」「柔かい」「ゆったり」な靴を履いて「気持ちいい」「疲れにくい」は実は勘違いや思い違いの事がほとんどだという事になります。
もちろん全てにおいてではありませんが。。。
いかがでしょうか。
以外と人間は勘違いが多いんです。
これをいかに正して、自分に合ったものを追求していくかで理想のシューズに出会うことができるはずです。
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2017年3月3日 金曜日
靴にも寿命?ふくらはぎやモモの痛みに影響!?刈谷市ライズボックス
ホマレです。
今日はジムランナーの方の話です。
ジムランナーとは、ランニングのほとんど、または全てをジムのトレッドミル(ランニングマシーン)で行っている方のこと。
あ、わたくしが勝手につけたネーミングですが。
なにか!
この方の50歳代の男性で、ランニング歴は約10年。
週2回のジム通いで、ジムでのメニューは1時間を全身まんべんなく筋トレして、最後にランニング1時間だそうです。
今回の悩みは、1ヶ月位前まら、トレッドミルで走ってるとだいたい20分弱くらいで、両方のふくらはぎとモモがパンパンになってきて走れなくなってしまう。
これを何とかしたい!!
ということで、当院の門を叩きました。
あ、門はないです。
自動ドアです。
で、この方が現在履いている靴は「asics GT-2000 2 レディスワイド 24.0」
この靴を約3年履いているとのこと。
こちらです。
見ての通りめっちゃ綺麗です。
外では一切走ってないからですね。
さらにアスファルトやコンクリートの上を走っていないので、ソールも全然削れてません。
ここからは、まあいつものように採寸に入ります。
で、実際にサイズを測ってみると。。。。
なんてことでしょう!!!
何とサイズはバッチリピッタリ。
縦横ともに。
いわゆる理想のサイズで履いているではありませんか!
ここまでジャストサイズを惜しげもなく履けてる人なんて、当院ライズボックスがはじまって約500人が来られましたが、この方で2人目です。
さらに、この「asics GT-2000 2 」は非常に良い靴。
この第2世代まではカウンター(踵部の補強材)もシャンク(土踏まずの補強材)も非常にしっかりしています。(第3世代からはカウンターがやや弱くなってます)
じゃあ、この方にとって何がいかんのでしょうか。
確かにこのasics GT-2000 2 はソールの内側後方のみに「Duo Max」という硬い素材が入っていて、荷重方向にクセがあります。
でも、このクライアントさんがそのクセにまでもびったりはまっているんです。
ということで、お持ちいただいた靴をしっかり見て、手で触って確認しました。
で、ついに発見しました。
問題は使用年数でした。
3年も使用していればどこかはへたってきます。
そう、見た目はすっごい綺麗でもね。
カウンターはまだしっかりしてました。
しかーーーーしっ!
シャンクが。。。
クニャクニャ。。。
そうです、この靴のシャンクはもともと非常に強固にできています。
しかし、3年という使用年月がシャンクの経年劣化を招き、その結果クニャクニャにしてしまいました。
このシャンクの役割は足が地面に着いた時に足がグラつかないようにするもの。
で、もともとしっかりしていたシャンクがクニャクニャになると、足が支えられなくなり、その代償としてこの方の場合はふくらはぎとモモの筋肉を頑張っていたのでしょう。
まあ、ここまではあくまで仮説・想像・妄想です。
じゃあ、本当にそうだったのか試してみましょう。
ということで、この方が持ってきてくれた靴にシャンクの変わりとなる、カーボンを入れて、当院にあるトレッドミルで20分走ってもらいました。
で、結果は。。。。
20分ではパンパンになりませんでした。
これは成功。
が、アキレス腱が痛くなりました。
完全なる失敗談ですね。
靴の中をよく見ると、失敗の理由がわかりました。
カーボンが前にずれている。。。
で、蹴り出しが硬くなり、アキレス健に負担がかかり痛くなったんですね。
いやー。
人間は本当に正直な体をしています。
身に染みました。
ということで、カーボンがずれないようにしっかり止めてお渡ししました。
あとは、ジムでいつものようにみんと分からんですね。
ここで今回のポイント!!
見た目が綺麗でも、靴のへたりはソールの削れ具合だけではありません! カウンター・シャンクの硬さをしっかり手で判断しましょう!
つーまーり。
見た目のみにとらわれるな!
です。
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