上がる!RISEBOXスタッフブログ
2017年1月23日 月曜日
こんなサイズの靴は履いたことがない!豊田市・刈谷市ライズボックス
「こんな小さいサイズの靴は大人になってから履いたことない!」
このセリフは・・・・
そうです。
当院に来られてシューズフィッティングを行ったクライアントさんの約8割が口にします。
つーまーり。
それだけ、皆さん自分の足の実寸サイズよりも大きい靴を普段から履いているということ。
もちろんこれは縦幅の話。
足の実寸に対して靴(履き物)が大きいと何が起こるか。
縦幅にしても、横幅にしても足に対して靴が大きいと靴内で足が動こうとします。
この時の人間の反応としては、靴内で足が動きたくないので、指が踏ん張ります。
*この画像では左足の曲がった指(踏ん張った状態)に注目
この「踏ん張り」が問題となります。
人は歩行時も走行時も指に近いほうである足の前の方(前足部)で地面を蹴ります。
が、この地面を蹴ろうとしている時に指が踏ん張って曲がってしまっていると、地面をスムーズに蹴ることができずに前方での推進力は失われ逆にブレーキがかかります。
このブレーキがかかることによって、3つの弊害が起こります。
①ブレーキに対抗して、さらに足裏やふくらはぎの筋肉が頑張って無理やり地面を蹴り出そうとするために、これらの筋肉が必要以上に使用され、疲労や痛みの原因になります。
②ブレーキに対抗することができず、荷重を外側や内側に逃がすので、それに伴い上半身が左右に必要以上に振られるために足・膝などの内側や外側に負担がかかり痛みの原因となります。
③最初はブレーキに対抗して足裏やふくらはぎの筋肉が頑張るが、疲れてくると内側・外側に荷重が逃げる。(①・②の複合タイプ)
この3つのタイプの内、約6・7割は③のタイプになると言われています。
で、結局足の裏や踵・土踏まず・足首・ふくらはぎ・膝・モモ・・・・
つまりいろんなとこに負担がかかり痛みを伴います。
そーです。
靴がでかいだけで。
きっと日本人の8割以上の方の靴がでかいと思います。
では、なぜこんなことが起こってしまうのか・・・
ここからは完全にわたしの自論になりますが・・・
幼少期〜学童期〜中学時代は親が靴を買います。
靴を購入にする際に親が「どうせすぐに足が大きくなるから」と実寸よりもかなり大きい靴を買わせる傾向が非常に強い。
しかし実際にこの時期に、靴を通学・外での体育・部活を含めた学校内での運動で使用するとなると、約半年で靴が劣化するため買い換えることになる。
この半年で足の縦幅が10㎜も大きくなることはほぼありえなません。
つまり、また半年後に新たに靴を買う時にまた大きくなったと思いさらに大きい靴を買ってしまうんです。
そして成長期はこれの無限ループ。
本来は購入するたびに足のサイズを計測し最低でも縦幅くらいは合わせるべきです。
結局はこの大きめの靴を買うという幼少期での行為が当たり前になり、大人になってもあたりまえのように大きいサイズの履き物を選択する原因になっているとわたしは考えます。
さらに問題なのは、学童期〜中学時代に履く靴はほとんどが幅広だということ。
しかし実際にこの時期の子どもの足の横幅はそこまで拡くありません。
でも、横幅の大きい靴しか売ってないので、それを履くしかない。
で、これが当たり前だと認識する。
そしていざ成長が止まり、足の横幅に合った靴を履くときつく感じる。
そんなのあたりまえ〜です。
とにかく、シューズフィッティングで大事なのは、自分自身(クライアント)の「きつい」という感覚を変えること。
これこそがもっとも重要で、もっとも難しいことなんです。
では、今日はここまで。
次回はこの「キツイ」感覚を納得させる方法。
さらに次次回は靴試し履きする場合の鉄板方法です!
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投稿者 ほまれ接骨院