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2025年9月23日 火曜日
靴を履くと痛い外反母趾はどうしてなるん?
本日からは外反母趾になるメカニズムについて。
何でもそうですが、ある障害に対して、原因と発生メカニズムが分からないままだと、良い治療はできないです。
なので、まずはメカニズムについて説明していきます。
前回、外反母趾になるには、第1中足骨という親指の付け根にあたる骨が内側に開くことが必要だとと言いました。
逆に言うと、この内側に開いた第1中足骨が、外側に閉じれば良いということ。
そのためにはなぜ第1中足骨が内側に開いてしまうのかを知らなければです。
まずはこの画像の第1中足骨とその手前にある楔状骨(けつじょうこつ)との
関節の角度を見ていきます。
斜めにすこーし傾いている(赤色の点線部分が関節部)のが、わかりますよね。
本来、骨の構造だけだと、そもそも第1中足骨が内側に開こうとしているんです。
もちろん人間としてはそれを許したくないため、この関節の周囲にはその関節を固定させる為の靭帯や筋肉が存在しております。
ここの関節を包む靭帯はそんなに傷ついたり弱くなったりすることはないので、弱くなるのは筋肉です。
この関節を固定(安定)させている筋肉は主に3つ。
〜 ①前脛骨筋 〜(赤い丸は関節部)
〜 ②後脛骨筋 〜(赤い丸は関節部)
〜 ③長腓骨筋 〜(赤い丸は関節部)
つまり、外反母趾が女性に多い理由で説明した時に言ってた一つで
「筋力が男性に比べて弱い」のがこれです。
上記3つの筋肉はこの第1中足骨と楔状骨との関節部分を固定しているため、これらの筋肉が弱いと、この関節が不安定になります。
さらに、これも外反母趾が女性に多い理由で説明した「関節が緩い」と、さらにここの関節が不安定になります。
で、先ほども話したように、本来の骨構造だけだと第1中足骨が内側に開こうとしているため、この関節周囲の筋力低下や関節自体が緩いと第1中足骨は内側に開いてしまいます。
しかし、この第1中足骨が開くだけでは、外反母趾にはならないんです。
今までの話では、ただ第1中足骨が内側に開くだけで、肝心の親指自体は外側には曲がりません。
画像ではこんな感じです(点線が親指全体が開いたイメージ)
では、続いて、
第1中足骨が内側に開くと、第1中足骨の前の先端にある種子骨や親指についている「母趾内転筋」が引っ張られます。
で、そのまま引っ張られ続けると、種子骨を介して、母趾内転筋という筋肉が親指の骨を外側へ引っ張ってしまい親指を外反させます。
これで、外反母趾の完成となります。
でも、外反母趾には程度があって、さらにひどくなると、まだまだこの先があるんです。
本日はここまで。
参考動画
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外反母趾を治すには原因を知る事が重要!
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投稿者 ほまれ接骨院