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2025年8月13日 水曜日
有痛性外脛骨!土踏まずの内側の出っ張った骨の痛みの原因!
今日のお話は前回の続き。
後脛骨筋の話。
今日のキーワードは。。。
「PTTD」
英語だとよくわからないので、日本語になおすと。。。
「後脛骨筋機能不全症候群」
簡単に言うと、後脛骨筋がちゃんと働かなくなる。
ということです。
ここで、前回のおさらい。。。
① ふくらはぎが疲れると
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② ふくらはぎの筋肉が腫れて
☟
③ ふくらはぎの内圧が上がり
☟
④ 後脛骨筋はふくらはぎ中央で、全周囲まれているので圧迫を受け
☟
⑤ 後脛骨筋が上手に働けないので、後脛骨筋の筋力低下して
☟
⑥ 後脛骨筋が支えている土踏まずが低下(偏平足化)して
☟
⑦ 後脛骨筋が固くなり外脛骨部を引っ張り
☟
⑧ 外脛骨部で炎症し
☟
⑨ 有痛性外脛骨の発生
この表でいう①~⑥のところの流れを「後脛骨筋機能不全症候群」と呼びます。
つまりアーチを支える後脛骨筋が使えないので、足が偏平足化しやすいということ。
①の理由も結局は体幹の機能が衰えて、地面から受ける衝撃を体幹で吸収することが出来なくなったため、ふくらはぎが衝撃吸収のために沢山使われるから、ふくらはぎが疲れやすいことが多いんですよね。
体重を乗せる方向が悪くてもふくらはぎは疲れやすくはなります。
つまり、後脛骨筋が使えなく理由が前回までに話した2つが多いんです。
①骨の位置異常
②体幹の衝撃吸収機能が衰えて、ふくらはぎを沢山使ってしまうために起こる
この後脛骨筋機能不全症候群の評価方法は大まかに分けて3つ
①後脛骨筋の筋力評価
足首を一番捻挫しやすい方向(つま先を伸ばして、内側に捻る感じ)にして
誰かにその逆方向に抵抗をかけて力比べをします。
それを逆足と比べてみて力が入りにくいかどうかを判断します。
②偏平足?
これに関しては、いろいろ言われてますが、ここで言えるのは、偏平足 = 後脛骨筋機能不全ではないということです。
あくまでも、後脛骨筋機能不全症候群の方は、偏平足の方が多い傾向にあるということです。
あくまで、指標なんです。
さらに言うならこれも以前にお話しましたが、偏平足の統一された明確な定義がないです。
明らかに誰がみても偏平足だよって、わかる方はいいですがね。
③too many toes
訳すと「指が沢山見えますよ」というサイン。
これも偏平足と関係があるんです。
偏平足になると、カカトが外に倒れ、指も全体的に外側に向いていきます
この状態を立位で後ろから見ると、足の外くるぶしからさらに外側に指が沢山見えます。
上記3つが全て揃うと「後脛骨筋機能不全」の可能性が高いです!
次回からは、有痛性外脛骨に対する対策!
です。
参考動画
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〒474-0025
愛知県大府市中央町1丁目200 1階
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・腰・股関節・膝・足の痛みに対するバランス調整整体
・魚の目・巻き爪・たこ・外反母趾などのフットケア
・靴の提案・改造・販売、インソール(機能的中敷)作成
は刈谷市・名古屋市・大府市・東海市・豊明市・知多市・東浦町・豊田市・みよし市近郊の当院へ。
投稿者 ほまれ接骨院 | 記事URL
2025年8月13日 水曜日
走ると痛い!有痛性外脛骨の原因!
今日は有痛性外脛骨の原因について。
前回は骨の位置異常についてでした。
そして今日は。。。
「ふくらはぎの中の内圧!」
について。
ふくらはぎの「内圧」とは?
例えるならば。。。
水風船に水を入れれば入れるほど水風船は満パンになっていきますよね。
このとき、水風船の内部の圧力が高くなっていので、中身が満パンに。
これを専門的な言葉では、内圧が上がると呼びます。
この内圧は四方八方が塞がっている場所で、基本的に全て存在しております。
これはもちろん私たち人間の身体でも同じことが言えるんです。
人間に起こりうる障害に「コンパートメント症候群」
というものがありますが、これはふくらはぎに起こることが多く、筋肉が疲れすぎてしまい筋肉が固くなって筋肉が全体的に腫れます。
その結果、ふくらはぎ部の内圧が上がってしまい血の流れが悪くなります。
血液は筋肉や神経・皮膚に栄養を与えているため、このままふくらはぎの「内圧」が上がったままだと、筋肉などに栄養がいかなくなり問題が生じます。
これが、「コンパートメント症候群」の症状となります。
悪化してしまうと手術になることも。
で、今回見ていただきたいのが、この図。
今回の外脛骨部には、後脛骨筋がくっついていることは、以前お話した通りです。
ふくらはぎの断面図を見ると、後脛骨筋はふくらはぎのほぼ真ん中に位置しております。
つまり、この後脛骨筋は皮膚に接することがなく周り全てが他の筋肉か骨に覆われているんです。
すぐ下にある「長母趾屈筋」も同様ですね。
つまり、ふくらはぎが疲れてしまい周りの筋肉が腫れてきて内圧が上がってしまうと後脛骨筋や長母趾屈筋が周りから圧迫されることになります。
この2つの筋肉は皮膚は接しているわけではなく、全周を筋肉や骨で囲まれているので、「逃げ場」が無いという状態なんです。
この状態で、後脛骨筋が働こうとしても、周りから圧迫されているためうまく働くことが出来ない。
そうなると、後脛骨筋は筋力を発揮することが出来なくなるため、代わりに他のふくらはぎの筋肉が頑張る。
加えて、後脛骨筋や長母趾屈筋以外の周りのふくらはぎの筋肉が、いつも以上に頑張らなければなくなるため、よりふくらはぎの内圧が上がってしまうんです。
つまり、、、悪循環。。。
その繰り返しで、後脛骨筋は筋肉が痩せていきます。
後脛骨筋は土踏まずを内側から支える重要な筋肉のため、この筋肉が痩せて働かなくなると土踏まずが落ちてしまいうことで、いわゆる「扁平足」になってしまうんです。
そのまま後脛骨筋の使われない状態が続くと後脛骨筋自体が固くなっていきます。
しかも、もともとあった土踏まずが落ちてしまうので固くなった後脛骨筋が外脛骨の部分で引っ張ってしまい、その部で炎症が生じる。
ここまでの流れを簡単に書いてみますと
① ふくらはぎが疲れると
☟
② ふくらはぎの筋肉が腫れる
☟
③ ふくらはぎの内圧が上がる
☟
④ 全周囲囲まれている後脛骨筋が圧迫を受ける
☟
⑤ 後脛骨筋がうまく働けないので、後脛骨筋の筋力が低下する
☟
⑥ 後脛骨筋が支えている土踏まずが下がる(偏平足化)
☟
⑦ 後脛骨筋が固くなってしまい外脛骨部を引っ張ってしまう
☟
⑧ 外脛骨部で炎症が生じ
☟
⑨ 有痛性外脛骨の発生
この後脛骨筋、実はこの先がまだあります。
参考動画
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(外脛骨の痛みが出る原因は?後脛骨筋がなぜ外脛骨を引っ張るのか?)
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2025年8月13日 水曜日
足の内側の出っ張りの骨(外径骨)にも役割があります!
今日は外脛骨がくっついている舟状骨の役割について説明いたします。
これまで説明してきたように、外脛骨は舟状骨という骨の内側に位置しております。
前回お話したように、タイプは大まかに分けて3つ。
外脛骨が捻挫以外の原因で痛みが出るためには、それなりに理由があるんです。
その理由を知るためには、外脛骨がくっついている「舟状骨」の役割について、お話をする必要があります。
この舟状骨という骨には、「後脛骨筋」という筋肉がくっついております。
これは、ふくらはぎの数ある筋肉のうちの1つ。
で、この後脛骨筋は舟状骨以外にもくっついてます。
画像的には、こんな感じ(ちなみに舟状骨は矢印の指す部分の骨)。
そうです、けっこう外側までついてますよね。
これも前回お話したように、人それぞれパターンがあって、いろんな所にくっついてます。
なので、この画像のように後脛骨筋がくっついてない人も沢山います。
とにかく、この後脛骨筋は舟状骨だけでなく、それ以外の外側の骨にも付いていると言うこと。
何が言いたいかというと、この舟状骨は「プーリー」の役割をしております。
「プーリー」?
どこかで聞きました?
そーです。
「種子骨障害」の時にお話ししました。
以前、種子骨の役割として「プーリー」つまり「滑車」の役割があることをお伝えしましたよね。
じゃあ、「滑車」の役割とは。
種子骨の時にも話しましたが、力の伝達効率を上げる
つまり、そこに付いている筋肉の力を発揮しやすくするということ。
この場合は後脛骨筋の力を発揮しやすくするということですね。
では、なぜ後脛骨筋の力が発揮しやすいといいのか?
つまり後脛骨筋の役割とは。。。
① 足首を伸ばす
地面を蹴る時に他のふくらはぎの筋肉達と一緒に活躍してくれてます。
② 土踏まずを下から支える。
土踏まずを支える筋肉はいろいろあります。
その中でも後脛骨筋は「長腓骨筋」という筋肉と共に土踏まずを支えてくれるメインの筋肉。
この長腓骨筋も後脛骨筋と同様に立方骨という骨が「プーリー(滑車)」の役割を果たして、筋肉の力の発揮効率を上げて、足の裏に着いてます。
後脛骨筋と重ねてみるとこんな感じ。
わかります??
いかにも、土踏まずをこの2つの筋肉が支えている感じがしますよね。
つまり、内側から後脛骨筋、外側から長腓骨筋が土踏まずを支えてます。
よく見ると、足裏の真ん中あたりで2つの筋肉が重なっているようにも見えますよね。
体の筋肉の中で、このプーリー機能を使うのはそんなに多くはないです。
つまり、この2つ筋肉はこのプーリー機能(後脛骨筋:舟状骨、長腓骨筋:立方骨)を使うことによって、筋肉の力の発揮効率を最大限に生かして、土踏まずを下から支えようとしています。
今日は何だか解剖学の授業みたいになっちゃいました。
でも、今日の話しは本当に重要なんですよね。
これがエクササイズやテープやセルフケアにつながってきますから!
ではでは、今日の話はここまで。
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2025年8月13日 水曜日
有痛性外脛骨にもタイプがあるん!?
本日も有痛性外脛骨についてのお話になります。
今回は外脛骨のタイプについて紹介です。
タイプとは?ですが
前回のブログでもお話しましたが、軟骨が成長するに伴って退化して消失するはずのものが、骨として残ってしまった骨のことを過剰骨と呼びます。
そして外脛骨もこの過剰骨の一つ。
軟骨が骨として残ってしまう時に、いくつかのタイプに別れるんです。
考えてみれば、人間が隅から隅までまっ〜たく同じ人間はおりません。
一卵性双生児であってもどこかは必ず違います。
ここで説明すべきは「破格」という言葉。
簡単に言うと、人間の構造上で珍しいものになります。
外脛骨も「破格」に一応含まれてます。
この「破格」かなりあるんですよね。
前回お話した「三角骨」も「ファベラ」も同じ。
膝のお皿の骨が生まれつき分離してる人もいますしね。
腰の骨が一個少ない友人もいますし、肋骨が一本少ない友人もいます。
筋肉の延長の腱が骨に付くときに何パターンにも別れて付く筋肉は多数存在しております。
ここまでくると、「破格」というよりは「個性」と言えます。
外脛骨には、おおまかに分けて3つのタイプに別れます。
タイプ①
外脛骨自体が小さく、舟状骨から遠く離れているもの
外脛骨は後脛骨筋腱に含まれているもの
タイプ②
外脛骨自体が大きく、舟状骨と軟骨で繋がっている状態のもの
後脛骨筋腱の付着部の一部となるもの
タイプ③
外脛骨と舟状骨が完全に繋がっている状態のもの
レントゲン上は舟状骨が出っ張っているように見えるもの
一応、この3つのタイプのうちで、痛みが出やすいのは
「タイプ②」
私、レントゲンは撮れませんので、そこまでは分かりませんが、外脛骨自体は明らかに出っ張ってるため、見ればおおよそは分かりますね
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