野村誉スタッフブログ
2020年6月17日 水曜日
履き物の補強をするだけでも、魚の目やタコ痛みが変わることも!!
ホマレです。
本日は少し珍しい試みのお話をしたいと思います。
魚の目で来院されたクライアントさん…
仕事は立ち仕事ということで、ご本人はこの仕事にしてから、魚の目が出来始めたと言っておりました。
そして、何を履いて仕事しているのか…
それは「長靴」でした。
世の中には様々な仕事があり、その方々のおかげで社会が支えられています。
もちろん長靴を履いて仕事をしている方がいるのは知っていました。
でも、お店を始めてから、フットケアのクライアントさんで長靴を持ってこられた方は今回が初めてでした。
私が経営する接骨院時代に何回かはありましたが、その時は靴の改造にはまだ乏しかったので、実際に長靴を改造するのはこれで2回目になります。
前にもお話しているように、魚の目やタコができる方には、インソールを入れて体重の載せる方向を変えることが多いです。
でも、インソールを入れる前にそれを入れる靴自体が良くないと、インソールの効果が減ってしまいます。
なので、今回もインソールの話はもちろんしました…が、まずは長靴をなんとかしないと…
そして今回の長靴がこちらです。
カカトの補強であるヒールカウンターも土踏まずの補強であるシャンクももちろんありません。
そして、靴底のソールの素材がもう少し強かったら良かったんですが…こんな感じでした。
土踏まずのソール部分を横から押してみるとこんな風にグニャと潰れてしまいます。
これまで何度も出てきた安全靴もあまり機能的にはよくない靴がほとんどでしたが、今回の長靴にはさらに問題があります。
そうです。
他の靴との大きな違いは、留め具がないということです。
留め具でよく目にするものは「ヒモ」やマジックテープを使った「ベルクロ」。
ですが、長靴には、そのような留め具はありません。
つまり、長靴の中は足がとても動きやすい環境であるということなんですね。
しかし、長靴のサイズが合っていて、カウンターとシャンクを入れ、さらにインソールを入れたら、長靴と足の隙間はだいぶ減り、靴の中で足は動きにくくなるはず…!
ということで、最初にカカトと土踏まずの部分の補強であるカウンターとシャンクを入れてみました。
普段の靴に比べて長靴はハイカットなのでカウンターをつけるのが結構大変でしたが、シッカリと補強できました。
が、しかし土踏まずの部分の補強はいつものではまだ足りない…
なので、靴の外から土踏まずの部分の凹みの所にも補強材を装着してみました。
装着したところの写真は撮り忘れてしまいましたが、このようなものをつけてみました。
水にも強く、素材そのものの強度も強い。
30年くらい前に筆箱で「像が踏んでも壊れない」と売り文句にした有名な素材なんです。
とりあえず、これで一度履いてみてくださいと渡しました。
それで歩いてもらったところ、意外と長靴の中で足が動いている感じがないとのことでした。
やっぱり留め具がなくても、靴と足がフィットしてれば、意外と動かないものなんですね。
もちろん、脱ぎ履きは少ししずらいですが、この長靴が原因で痛いんですから仕方ないですよね。
とりあえず、これで少し様子をみていただき、この長靴の感じに慣れてきたらインソールを入れようということになりました。
実際、これで仕事してみないと痛みが出るか出ないか分からないですからね。
問題点が出ても、解決しようとすれば、それがまた自分の肥やしとなり身となり、皆さんの栄養となることでしょう。
と、今日はここまで!
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2020年6月15日 月曜日
魚の目じゃないタコでも痛いんです!種類だってあるんです!
ホマレです。
本日はタコの種類についてお話しします。
「タコ」と言っても結構種類があるんです。
大きく分けて3種類…
①標準型
②埋没型
③隆起型
です。
では、順番に説明しますね。
①標準型
絵にするとこんな感じです。
表皮の一番浅い層の角質層がその下の層の上で盛り上がっている状態です。
つまり、角質層の下の層は普通の状態のまま…
この標準型は「カカト」に出来ることが多いですね。
冬になると女性は、結構目にする画像かもしれません。
痛くなくても「ガサガサ」が気になる…という方もいます。
しかし、本当にひどくなってくると、真皮まで角質の割れ目が届いて出血してしまいます。
とても痛いです。
なのでこうなる前に出来れば削りたいでよすね。
ひび割れが真皮まで届いてなければ、基本的には痛くないです。
もちろん、こうなってしまう原因も探りますけどね。
Before
After
②埋没型
絵にするとこんな感じです。
見ての通り角質層が盛り上がります。
標準型と違うところは角質層の下の層が凹むことです。
痛みがない方もいますが、痛みが出る方も結構います。
魚の目が無くてもタコだけでも痛みが出る方もいるんです。
角質が溜まり、その下の層が凹み、その凹みが痛みを感じる真皮層を圧迫し続けると痛みが出ます。
この埋没型は親指や小指の付け根に出来ることが多いですね。
Before
After
画像で伝わりにくいかもしれませんが、小指の付け根の方が少し凹んでいるのが分かりますかね?
③隆起型
絵にするとこんな感じです。
これもタコなので、角質層が厚くなっていきます。
しかし、問題は出来る場所が厄介ということ…
この隆起型、関節近くにできることが多いんです。
関節なので、出っ張っているところに出来てしまうんですね。
元から皮膚が薄いところに出来るし、タコ自体も他の場所に出来るものより結構柔らかいです。
なので、削るのに結構な集中力が必要になります。
これも、痛みが出る方もいますし、出ない方もいます。
そしてさらにその中に魚の目ができることも結構あります。
Before
After
ということで、今日はここまで!
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2020年6月10日 水曜日
足の裏にできる魚の目とタコ。原因は何なん?大府市のフットケア
ホマレです。
本日は、角質肥厚についてお話しします。
角質肥厚とは何か…
簡単にいうと、タコのことです。
この絵、覚えていますか?
皮膚は大きく分けて3層構造になっていると前にお話しました。
表面から順番に、
①表皮
②真皮
③皮下組織
となっていて、①の表皮はさらに4層に分かれています。
しかも、手のひらと足裏は5層に分かれているんです。
その表皮の5層の中の1番浅く、表面に最も近い層のことを「角質層」と言います。
一般的に言われている「角質」は、まさにこの「角質層」のことをいっているんです。
そして、前にもお話しましたが、ある一定の場所に圧力がかかり続けたりすると、この角質層がその圧力から身体を守ろうとするため角質層がどんどん厚くなってしまいます。
これを、「角質肥厚」といいます。
この角質肥厚、圧力がかかり続ける他にも肥厚してしまう原因が結構あります。
<角質肥厚の原因>
①機械的刺激
これは先ほど説明した通り、圧力がある一定の場所にかかるという刺激が角質を増やしてしまうことです。
分かりやすいのは「摩擦」ですね。
これも想像しやすいですが、大きい靴を履くことで靴の中で足が動き、靴と足がこすれるという摩擦で角質が増えていきます。
摩擦から身体を守ろうとしているんですね。
②温熱刺激
熱かったり、寒かったりしてもその刺激で角質が肥厚してしまいます。
分かりやすくいうと、寒冷刺激ですね。
寒いところでずっと過ごしていると、体の中の体温を外に逃がさないようにするために角質が増えてしまいます。
③化学的刺激
これは、酸・アルカリ・紫外線などの化学的な刺激のことです。
例えば、酸性雨や紫外線などから身体を守ろうとすると角質が増えてしまいます。
④病原微生物
これは菌・ウイルスなどのことです。
一般的なタコの角質とは違います。
「イボ」っていうものが代表的ですね。
イボのほとんどは外からの感染でなってしまいます。
そのウイルスや菌は皮膚の角質層に着くんですが、その着いたウイルスや菌から身体を守ろうとするため角質が増えてしまいます。
なので、イボの多くは一見タコのように見えても角質が増えた中に存在しています。
そしてそのイボがパッと見ると、魚の目にとても似ていたりすることがあるので、分かりにくいんですね。
これは、前にもお話しましたが、イボの最終診断は病院の先生です。
と、ここまで説明してきましたが、このように角質が肥厚してしまう原因は結構あるんです。
でも、やっぱりタコや魚の目は足の裏にできるので、原因としては①の機械的刺激が多いと思います。
でもでも、②〜④も頭に入れておかないと、仕事にはなりません。
私たち、フットケアセラピストはタコや魚の目を削って仕事が終わるわけではないですからね。
削った後も、出来てしまう原因を取り除かないと、タコや魚の目などは2週間もあればすぐに出来てしまいますからね。
ということで、今日はここまで!
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2020年6月8日 月曜日
テニスをすると、スネが痛いんです!?シンスプリントなの?
ホマレです。
本日はシンスプリントにお悩みのクライアントさんのお話です。
今回はテニスをしている40代の女性…
まずはシンスプリントとは何かですが、
正直、あまりはっきりと分かっていません。
私の見解は前にこのブログでお話ししたので、そちらを読んで見てください。
⬇️ ⬇️ ⬇️
シンスプリントとは、つまりスネの内側に痛みを感じるものです。
走ってたり歩いたりして痛い。
押して痛い。
痛みの程度は人それぞれ違います。
今回のクライアントさんは趣味でテニスを週2で行っている方です。
痛みが出始めたのは、約2年前…
痛みが出始めてからは、痛くなって、少し休んで、痛くなくなって、また痛くなっての繰り返しで、病院に通院したこともあるけど、あまり変わらずだったそうです。
そして、事件は2週間前…
テニスコートではなく、駅の階段で起こりました。
仕事に遅刻しそうになり、いつものパンプスを履いて急いで階段を駆け下りていたとき、痛みが少しズキっと…
その時はそんなに大したことないかなと思い、仕事帰りにいつものようにテニススクールに行きました。
しかし、練習を始めてすぐに今までとは違う痛みを感じたそうです。
そして、いつものように2週間休み…
いつもならこれで痛みは無くなるはずなのですが、でも今回は全く痛みは変わらず、しかも前よりも痛くなった…
といことで来院されました。
このようなことって、よくありますよね。
専門種目じゃない時で、ふとした時に痛みがでる。
そしてその後、専門種目をするとなぜか普段よりも痛い。
いったいなぜこんなことが起きるのか?
というのは、正直はっきりとは分かりません。
一応私の見解としては、
例えば日常生活において普段から、なんらかの負荷がその部分にかかっているとします。
人は閾値といって、身体に常に負荷がかかり続けていても、閾値というある一定のラインを超えない限りはそれを痛みとして感じません。
しかし、何らかの小さなきっかけで身体にかかる負荷が閾値を超えてしまうとそれを痛みとして感じます。
今回のクライアントさんの場合は、普段のテニスでの身体の使い方がよくない・その方の足に合っていない靴を履いているなどの原因で常に身体に負荷がかかっていましたが、それは閾値を超えるレベルではありませんでした。
それが、パンプス階段事件が「引き金」になり、閾値を大きく超えてしまいました。
なので、テニスでは身体にかかる負荷は一緒でも、一度閾値を超えてしまった為に痛みを強く感じてしまう。
とまあ、あくまでも私の見解ですが…
ということで、今回は普段テニスでかかっている身体への負荷がどこからきているのかを探ればよいということになりました。
もちろん「引き金」になった原因でもある仕事用のパンプスも確認します。
最初にパンプスとテニスシューズの確認…
パンプスはシャンク(土踏まずの補強材)も
カウンター(カカトの補強材)も
しっかりしてましたが、サイズが縦も横も大きい。
理想のサイズより3サイズも大きかったんです。
試しに履いて歩いてもらうと、地面を蹴りだすときに常にカカトがパカパカ…
ご本人は、まぁこんなもんかなぁと思ってましたと…
いやー、サイズが大きければ大きいほどどれだけ足に負担がかかるのか。
ということをお話して、次はテニスシューズの確認へ。
サイズはやっぱり縦も横も大きい。
ここでも、先ほどのパンプスのように大きいことが、こんなにも足の負担になるんですよとお話して。
そして…
カウンターはまあまあ。
ですが、
シャンクがぐにゃぐにゃ…
そして座った状態のご本人の足を見てみると、
それほど扁平足ではない。
次に立っていただきました。
なんと!
さっき座った状態からは想像もできないほど土踏まずが潰れています。
そうです…
扁平足は座った状態だけでは判断してはいけません。
私が大切にしているのは、座っている時と立っている時で、土踏まずがどれくらい潰れるかです。
座っている時と立っている時の土踏まずの差がそのままスネへ捻りの力として伝達していきます。
これが、シンスプリントの原因の一つになりうるのです。
ということで、今回選んだパンプスとテニスシューズ…
最強のロングカウンターとシャンクを誇るパラマウントワーカーズ社の「マティーノ」24.0のウィズ(横幅)は「D」。
細いですね。
この細さのパンプスはなかなか見れられません。
足首にもストラップがついているので、足が靴の中で前に動かないように止めてくれます。
テニスシューズは同じ靴でも横幅が選ぶことができるニューバランスのテニスシューズ。
カウンターのシャンクもとてもシッカリしていて、横幅もなんと「D」があるんです。
テニスシューズのほとんどが2E〜4Eなので、この細さは本当にありがたいですね。
そして、実際にこのテニスシューズを履いて軽く院内をジョギングしても痛くない!
今までのテニスシューズだと痛いのに…
しかし、ケンケンではまだ痛みが出るのでインソールも作ることになりました。
早く良くなるといいですね〜。
と、今日はここまで。
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2020年5月25日 月曜日
軽くても、足首捻挫を舐めてはいけません。意外を怖い後遺症!
ホマレです。
本日はスポーツをしている人もしていない人も、経験したことがあるであろう「足首の捻挫」についてです。
そして、足首捻挫を一生懸命に治療したにもかかわらず、痛みがなかなか取れ切れない…
いわゆる後遺症ですね。
今回のクライアントさんは女子サッカー選手です。
あ、ちなみは今回のお話しは今年2月の出来事でございます。
この方は仕事ではスニーカーを履いて良く動いているそうで、半年前にサッカーの練習中に足首を捻挫してしまいました。
そして病院に行って、捻挫の程度はだいたい中等度と言われたそうです。
その後、通院して、約1ヶ月半程で日常生活での痛みが無くなったので、サッカーに復帰…
しかし、練習を始めのアップですぐに足首の周り全体が痛くなり練習ができなくなってしまいました。
実際痛めたのは、外くるぶしのすぐ下だけだったと、本人は言っていました。
その後、再度病院に通院しながら少しずつ良くなっていって、捻挫してから半年…
未だにサッカーやってると必ず痛くなり、試合でも痛みで満足にプレーできない。
ということで、当院に来院されました。
ちなみにサッカーやっている時よりも、サッカーより動いていない仕事中の方が痛みが強いとのことでした。
それはなぜなのか…
まずはいつものように足の状態を確認しました。
・痛いところ。
・どのようにすると痛みが出るのか。
・足の形。
・柔らかさ。
・足の温度。
・爪の皮膚の状態。
・タコのつき具合。
などなど…
そして、今回は実際にクライアントさんが持ってきた靴の何を確認しているかお話しします。
今回は3足の靴を持ってきてもらいました。
試合用のスパイクと練習用のスパイク。
そして、仕事用のスニーカーです。
まず、クライアントさんが持ってきた靴で最初に見るのは、
<靴紐の状態>
① 靴紐がこんな状態なら…
靴を履くときも脱ぐときも靴紐を緩めたり締めたりしないでそのまま履いているかもしれません。
② さらにこんな状態なら…
靴を脱ぐときに蝶々結びだけをほどいて脱ぎ、履くときは無理やり足を入れ、また一番上の紐穴部分だけを締めて蝶々結びをしているかもしれません。
③ そして靴紐がこんな状態なら…
ある意味、これは私のなかで理想です。
靴を脱ぐときに紐を下の方までしっかりと緩め、履くときは下の紐の穴からしっかりと締めていく…かもしれません。
でも、③の紐の締め方はだいたい合っているので、③のパターンの方には正しい履き方を教えるのが楽ですね。
①や②のパターンより教えることは少なくなりますし、普段から紐をしっかり締めて結ぶという行為に「面倒くさい」という考えが少ないからです。
スポーツをする方ですら、普段から紐の結び方をおろそかにしている方に、この面倒くさい行為をしてもらうのは、なかなか大変です。
もちろんなんとか説得するしかないんですが…
「人間、身体に良いことは何でも面倒くさいでしょ?歯磨きと一緒です。紐締めるのも一緒です。」
これは、私の師匠の言葉です。
今回のクライアントさんは②のパターンでした。
アスリートとしては、本当に本当に最低限ですね。
しかもスパイクにしか、それをしていません。
普段、仕事で履くスニーカーは①のパターンでした。
とても残念です。
ということは、よく動く仕事中ずっと、足は靴の中でぐらついていることになります。
もしかしたら、それが痛みの取れない原因の一つなのかもしれません。
そして次に見るのはここです。
<靴のサイズ表記>
横幅が表記されている靴はとても少ないので、基本的には縦幅のみを確認します。
これは複数の靴を持ってきてもらった方は特に確認します。
それは、なぜか…
つまり、複数持ってきてもらった靴のサイズがそれぞれ同じなのか、違うのか…です。
・サイズが同じ場合
試し履きはしているかもしれませんが、履いているサイズ感や相性をさほど気にしていない可能性があります。
・サイズが違う場合
靴を買う時に必ず試し履きを行い、靴と足とのサイズ感や相性を大切にしていることが分かります。
この2つはとても重要なポイントです。
なぜなら、その後のシューズフィッティングで説明することや、実践することが変わってくるからです。
今回のクライアントさんは試合用のスパイクは機能的にも縦•横のサイズ感もバッチリ合っていました。
ここまで、バッチリで履いている方はなかなかいないくらいです。
若い選手だったので、とても褒めました。
しかし残念なことに、持ってきた靴3足とも25.0cmと同じサイズ…
ただ、3足とも機能的にはしっかりした靴でした。
案の定、中敷を測ってみると練習用のスパイクはぴったりサイズの試合用のスパイクに比べ5ミリ大きく、仕事用のスニーカーはなんと13ミリも大きかったという事が分かりました。
前からお話してますが、日本で売られている靴は「捨て寸」といって、靴のサイズ表記よりも中敷のサイズの方が大きく出来ています。
それも全く同じメーカーで、全く同じ靴でもサイズ表記が違うだけで「捨て寸」が変わってきます。
なので、今回のクライアントさんのように同じサイズ表記の靴だから大丈夫!
だと思って靴を購入している方は、このように靴ごとのサイズが変わってきます。
さらに仕事用の靴は先ほど話したように、靴紐を全くコントロールせずに履いてる。
ということはジャストサイズよりも13ミリも大きい靴を履いて、さらに紐もユルユル状態なんです。
つまり、仕事中の靴がいくら機能的に強い靴であっても、靴の中で足がグラグラと動きまくっているんです。
これがもしかしたら、最初にお話したサッカーやっている時よりも仕事中の方が痛い理由かも。
ということで、まずは仕事用の靴はまだ買ったばかりでもったいないということで靴の改造。
幸いにもこの靴の機能はそんなに問題はなかったので、縦幅と横幅を改造するだけで済みました。
もちろんあとはインソールですね。
これで、痛みもだいぶ改善されたそうです。
あとは、このまま様子見です。
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2020年5月13日 水曜日
安全靴は危険靴?魚の目の原因は安全靴?大府市ライズボックス
ホマレです。
本日は魚の目のクライアントさんの紹介します。
40代の男性。
この男性が仕事で履いている靴は…安全靴。
しかも会社から指定ものです。
なので、社外品は使えません。
前にもお話したことがあると思いますが、安全靴は実は危険靴なんです。
安全靴はつま先の部分に鉄板や硬い樹脂製のものが入っていて、足に重たい物が落ちてきても怪我をしないようにできています。
そういう意味では安全ですが…
靴の機能としてはとても弱いものがほとんどで、機能がしっかりしている安全靴はまだ見た事がありません。
なので、ヒールカウンター(踵の補強材)もシャンク(土踏まず部の補強材)も弱いものばかりなんです。
さらに会社からの指定の靴になるとより弱いものが多くなり、そして調整具(ヒモやマジックベルトなどの足の甲を止めるもの)が無い、又はマジックベルトが1本だけのものがほとんどです。
つまり調整具が無かったり弱いと、靴の中で足が動いてしまいます。
ということは、靴の中で指が踏ん張ってしまい、歩く時に体重が前の方に載っている時間が長くなる & 荷重が親指から抜けにくくなります。
さらに!!!
安全靴の横幅は1番細くても「3E」
日本人男性の標準の横幅は「2E」…
ということは、それより足幅の細い方は靴の中で足が動こうとします。
今回のクライアントさんの横幅は「E」
そして、ヒールカウンターもシャンクも弱い会社指定の安全靴のため、調整具がなく横幅もクライアントさんよりも2サイズ大きい。
これでは歩くたびに足はグラつき、指が踏ん張ります。
さらに、この方は元々の荷重方向の癖が左右に強いので、タコ & 魚の目が出来てしまいました。
元々の荷重方向は靴の底の減り具合や中敷の擦れ具合で分かります。
こんな感じです。
とても分かりやすいですね。
特に右足の真ん中の穴を見てください。
そして、この方の右足の魚の目の場所はここです。
ちょうど右足中敷の真ん中の穴の空いているとこに魚の目が出来ています。
そして、その魚の目を削った後はこんな感じです。
なので、こんな方は…
靴は会社指定なので変えられないため、インソールを作り、踵と土踏まず部分を改造して補強していきます。
これで早く良くなるといいですね。
と、今日はここまで。
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2020年5月4日 月曜日
靴を履いて歩くと痛い巻き爪の原因!フットケア専門ライズボックス
ホマレです。
本日は前回の陥入爪・巻き爪になってしまう原因の続きです。
前回は⑨つの原因のうち①〜④までお話したので、本日はその続きを説明します。
⑤荷重方向が悪い
体重を乗せる方向が悪いと、爪に負担がかかります。
普段から歩く時、走る時に外側に荷重が流れやすい方です。
外側に荷重が流れやすい方は、2つのパターンに分かれることが多いです。
1. 最初体重が載った時は外側に載っているのに、その後地面を蹴り出そうとする時、一気に荷重が内側に載ってしまう。
こうなると、必要以上に親指に体重が載ってしまうため、爪にストレスがかかります。
2. 最初から最後まで、体重が外側に乗り続けている。
こうなると、親指にはずっと体重が載ってきません。
爪の性質上、ある程度の荷重を受けることによって、爪の形が維持されます。
なので、ずっと爪に体重が載ってこないと、爪は巻いてきます。
⑥浮指(うきゆび)
浮指も、⑤と同様です。
指が浮く(反る)と爪に体重が載りにくくなるので、爪に体重が全く載らず巻いてきます。
上の写真を見ると、親指の先だけが地面から浮いてるのがわかりますよね。
⑦爪の切り方が良くない
爪を切りすぎてしまうこと…
つまり深爪のことです。
上の写真の爪は、切り過ぎです。
深爪は、爪が巻いてしまう立派な原因の1つです。
爪を切る。
↓
爪が巻く。
↓
爪が痛い。
↓
そしてさらに爪を切る。
…悪循環ですね。
⑧爪をちぎる癖がある
爪をちぎると、深爪になりやすいです。
爪の先がガタガタして、外側の爪が食い込んでいってしまいます。
これは子供が多いです。
私はいまだに癖でたまにやってしまいます。
そして痛くなるので、爪が伸びるまで、テーピングでごまかしたりします。
⑨爪の代謝が良くない
爪の栄養が足りないと、爪が巻きやすいです。
栄養が足りているかの判断基準は、爪の根元の皮膚の色です。
この根本の部分で爪の約80%が作られています。
なので、ここの部分の色が黒っぽくなっていたりすると、爪に栄養が十分にいっていない可能性があります。
この方の爪そのものが黒いのは置いといて、爪の根元部分を見てみると皮膚の部分が黒いのがわかりますよね。
重要なのは、上の⑨つの原因が1つずつではなく、合わさって起こっているということです。
これらの原因を1つ1つしっかり見極めることが大切です。
なぜなら、巻き爪になってしまった原因、又は治らない原因。
が、しっかり分からないと的確な治療ができませんからね。
今日はここまで。
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2020年4月29日 水曜日
靴を履いて歩くと痛い巻き爪の原因は沢山あるんです!ライズボックス
ホマレです。
本日は巻き爪になる原因についてお話しします。
糖尿病や甲状腺障害などの病的因子が無い限り、巻き爪には外的因子があります。
この外的因子とは、外からの刺激によって爪が巻いていくことです。
それは、巻き爪になる原因の中でも内科疾患ではないのものをいいます。
外的因子で巻き爪になる原因としては、大きく分けて9つあります。
①縦・横共に大きい靴を履いている
一般的に多いのは、自分の足の横幅が大きいと勘違いしていて、横幅にを合わせてしまう事で、縦幅の大きいものを買ってしまうパターンです。
実際にこういう方々の横幅を計測してみると、横幅が大きい方はとても少ないです。
ただの勘違いなんです…
私もその1人でした。
高校時代、自分の足は横幅が広いと思っていて、実寸は255ミリの足なのに、26・5サイズの靴を履いていました。
資格を取得し、靴の勉強を始めてから、この事実に気付きました。
男性の横幅の標準は「2E」
そして私の横幅は「C」
これでも、私は自分で横幅が大きいと思ってました。
実際、こんな方は本当にたくさんいます。
もちろん、本当に横幅が広い方は横幅に合わせて靴を選びます。
でも、靴よりも足が小さくて、靴の中で足が動こうとするので、足は動かないように指で踏ん張ります。
こんな感じです。
でも、結局靴の中で足は動いてしまっています。
要するに、指が踏ん張って曲がったまま、靴の中で足が動いているんです。
そうすると、指先に力が入った状態で動いてしまっているので、靴と指は擦れてしまい、爪にストレスがかかります。
②靴の履き方が良くない
縦幅も横幅も、実寸の足の大きさと靴が合っていたとしても、靴の履き方が間違えていたら爪に負荷がかかります。
よく見かけるのは、このような履き方です。
簡単に脱ぎ履きがしやすいんですよね。
しかし、こうやって履いていると、靴の中で足は動こうとしてしいます。
この時、サイズは合っているので、靴の中で足の指が靴のつま先の部分に常に当たっている状態なので爪にストレスがかかります。
③機能的に弱い靴を多く履いている
これも前から言ってますが、踵と土踏まずの補強がしっかりしている靴を選びましょう。
歩く時は、最初に踵が地面につき、その後に土踏まずの部分へ体重が載っていきます。
この時、人間の足は必ず揺らぎます。
この揺らぎを抑えてくれるのが、靴の踵と土踏まず部分の補強です。
もしも、この2つの補強のどちらか、又は両方が弱かったりすると、揺らがないように、自分の筋肉が頑張ろうとします。
自分の筋肉が頑張った時の人の足はこのようになります。
これは大きいサイズの靴を履いた時と同じ反応です。
この後にかかる爪へのストレスも同じです。
④靴の形が足に合っていない
ハイヒールやビジネスシューズなどで靴のつま先部分の形が尖っているものは、もちろん爪にストレスがかかります。
あとは、下の写真のような足の形の方がランニングシューズを履くとつま先にストレスがかかります。
足の指が扇状に拡がってますよね。
ランニングシューズなどの多くの靴は、つま先部分が人差し指部分を中心に丸い形でできています。
なので、上の写真のような方が履くと、ヒールを履いているのと同じような状態になり、爪に圧がかかります。
ということで、本日はまず4つをお話ししました。
あと5つは少し長くなるので、次回へ!
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2020年4月27日 月曜日
巻き爪を知るには、爪の役割を知らないと!大府市ライズボックス
ホマレです。
本日は爪の役割についてお話しします。
まず、爪とは何か…です。
爪は皮膚の浅い層にある「角質」が変化して硬くなったものです。
ケラチンという皮膚と同じの組織になります。
爪の形は人それぞれ違いますが、一般的には前後・左右に湾曲しています。
なぜ、湾曲したかは、きっと人間の進化の過程に秘密が隠されているかもしれません。
爪の役割としては2つあります。
①指先の保護
指先はとても繊細で、尚且つ小さい骨で成り立っています。
そして、外からの衝撃に弱いです。
手よりも足の方が伝わりやすいですかね。
例えば…足の小指や親指を机の角でぶつけたことがある人はたくさんいると思います。
そうです…
このぶつけてしまった時に、もしも爪がなかったら…
指先の小さな骨は簡単に折れますし、怪我をすれば、指先の感覚は鈍くなります。
爪があるからこそ、小さな骨は折れにくく、皮膚や神経などの大切な組織が傷つきにくくなっているんです。
もちろん、外からの衝撃を受ければ、爪そのものは怪我しますが、骨折よりはマシですよね。
たとえ、小さな骨が骨折したとしても、爪は添え木の役割もしてくれています。
なので折れた骨が大きくズレていなければ、爪の添え木効果がある分、そんなにしっかり固定する必要がありません。
②力の支点
爪の役割としてはとても大事です。
先ほどから爪の下にある骨は小さいと言っておりますが、
これは指の先に圧力がかかった時、もし指の先の骨が大きかったら、逆にその圧力を受け止めるのを邪魔してしまうからです。
でも、より大きな力が加わった時に、その圧力に対して爪が壁の役割をしてくれています。
なので、重い荷物も持てるし、早く走ることができます。
突然ですが、みなさんは足の親指などの爪が剥がれたことはありますか?
私は、サッカーの現役時代は何回も剥がれています。
サッカーやってる方はきっと多くの方は足を踏まれ爪を剥がしてしまいます。
踏まれる事が多いのは親指です。
痛いなと思って試合後スパイクと靴下を脱ぐと親指の爪の下が真っ黒に…!
爪下血腫(そうかけっしゅ)というやつです。
この方は軽く親指を踏まれ、少し爪が剥がれて…その後にまた人差し指を踏まれてしまったそうです。
人差し指は爪の下が真っ黒です。
これは爪と皮膚の間で内出血をおこしています。
あまりにもひどい時は病院に行って、血を抜いてもらうんですが、ほとんどの方はこのまま放置していると思います。
そのまま2〜3ヶ月もすると、爪が死んで皮膚から浮いてポロっと自然に取れます。
取れるのはいいんですが、その後は親指に爪がないので、なんだか走りにくい気がします…
それは親指の爪がないことによって、地面からの圧力をうまく受け取ることができず、力の支点とならないためです。
例えるなら、深爪ですね。
私は仕事上、手の爪はすごく深爪です。
白いとこは基本ありません。
本当はあまり良くないことですが、爪があるとクライアントさんを触る時に当たっちゃうんです。
なので、爪は1週間に1〜2回切ります。
でも、切りたての爪は短いので、なんだか物が掴みにくいし、字を書いていても書きにくいですよね。
もともと筆圧強いもんですから。
という事で、今日はここまで!
参考動画
⬇️
歩くと痛い巻き爪の治療!爪の役割!
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投稿者 ほまれ接骨院 | 記事URL
2020年4月22日 水曜日
巻き爪?爪の成長具合も影響するんです!大府・東海ライズボックス
ホマレです。
本日は爪の成長についてお話しします。
巻き爪を知るには、爪を知ることから!
ということで、前回は爪の構造についてお話ししました。
私たちは、巻き爪の治療を始める前に必ず行う事があります。
それは、爪の健康状態の確認です。
その都度、爪の健康状態を確認してから治療を開始します。
そうすることによって、アドバイスをしたり、治療の方法などを変更したりもします。
そして爪の健康状態のチェックをするためには、爪の成長状態を知ることはとても大事です。
なので、本日は爪の成長について説明していきます。
日本人の爪は平均、1日に約0.08㎜〜0.12㎜伸びます。
ただし、季節や温度、年齢などによっても変化します。
全身的には甲状腺ホルモンの影響を受けたり、その他、糖尿病などの病気によっても影響を受け変化したりもします。
さらに仕事などで薬剤を使用したりすることもあるので、薬剤の種類によっては爪の成長速度に影響を及ばすものもあります。
<<成長速度>>
・昼夜
夜<昼
昼は夜よりも約5倍伸びるのが早くなります。
これは気温と体温の変化が関係してきます。
基本、温度が高い方が体の代謝効率は上がるので、早く爪が伸びるということですね。
・世代
高齢者<若者
50歳以上では、幼児よりも遅いです。
高齢になるほど水分は少なくなり、代謝効率も落ちるので爪の成長速度は遅くなります。
・季節
冬<夏
冬<秋<春<夏
この差は完全に気温です。
気温が高ければ高いほど、代謝効率はよくなるので爪の成長速度は早くなります。
・性別
女性<男性
基本的に青年期までは男性の方が代謝効率が良いです。
ですが50〜70歳では、ほぼ差はなくなり、それ以上の年齢では、女性の方が成長が早くなります。
・手足
足<手
手の爪に比べて足の爪は5〜7割の成長速度になります。
日常生活でどっちの方が使用頻度が高いかということになります。
もちろん手の方が足よりもたくさん使うので爪の成長速度が速くなります。
・手の指
親指・小指<人差し指・中指・薬指
・足の指
小指<親指
どこに1番体重が載っているかの差ですね。
親指ですよね。
指の中でも1番大きいことからも、その重要性が分かります。
今日はここまで!
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