ブログ
2023年11月14日 火曜日
靴を履くと痛い外反母趾はどうやってなるの?
11月も中旬となり、朝晩は本当に寒い日が多くなってきましたね。。。
本日からは外反母趾になるメカニズムについてです。
何でもそうですが、
ある障害に対して、原因と発生メカニズムが分からないままだと、良い治療はできません。
なので、まずはメカニズムについて説明します。
前回、外反母趾になるには、第1中足骨という親指の付け根にあたる骨が
内側に開くことが必要だとと書きました。
逆に言うと、この内側に開いた第1中足骨が
外側に閉じれば良いということになりますよね。
そのためには
なぜ第1中足骨が内側に開いてしまうのかを知らなければなりません。
まずはこの画像の第1中足骨とその手前にある楔状骨(けつじょうこつ)との
関節の角度を見てみてください。
斜めにすこーし傾いている(赤色の点線部分が関節部)
のが、わかりますでしょうか。
そうなんです。
本来、骨の構造だけだと
そもそも第1中足骨が内側に開こうとしています。
もちろん人間としてはそれを許したくないため
この関節の周囲にはその関節を固定させる為の靭帯や筋肉が存在しています。
ここの関節を包む靭帯はそんなに傷ついたり弱くなったりすることはないので
弱くなるのは筋肉の方です。
この関節を固定(安定)させている筋肉は主に3つです。
①前脛骨筋(赤い丸は関節部)
②後脛骨筋(赤い丸は関節部)
③長腓骨筋(赤い丸は関節部)
つまり、外反母趾が女性に多い理由で説明した時に言ってた一つで
「筋力が男性に比べて弱い」のがこれにあたります。
上記3つの筋肉はこの第1中足骨と楔状骨との関節部分を固定しているため
これらの筋肉が弱いと、この関節が不安定になってきます。
さらに、これも外反母趾が女性に多い理由で説明した
「関節が緩い」と、さらにここの関節が不安定になってきます。
で、先ほども話したように、本来の骨構造だけだと
第1中足骨が内側に開こうとしているため
この関節周囲の筋力低下や関節自体が緩いと
第1中足骨は内側に開いてしまうのです。
しかし、この第1中足骨が開くだけでは、外反母趾にはなりません。
今までの話では、ただ第1中足骨が内側に開くだけで
肝心の親指自体は外側には曲がりません(親指の外反にはならない)。
画像ではこんな感じ(点線が親指全体が開いたイメージ)
では、続いて。
第1中足骨が内側に開くと、第1中足骨の前の先端にある種子骨や親指についている
「母趾内転筋」が引っ張られてしまいます。
で、そのまま引っ張られ続けると、種子骨を介して、
母趾内転筋という筋肉が親指の骨を引っ張ってしまい
親指を外反させてしまいます。
これで、外反母趾の完成となってしまいます。
でも、外反母趾には程度があって、さらにひどくなると、まだまだこの先があります。
本日はここまでです😄
参考動画
⬇️⬇️⬇️⬇️
外反母趾を治すには原因を知る事が重要!
痛い外反母趾の原因となる筋肉は?
外反母趾治療の詳細ページはこちら!
ほまれ接骨院 ✖️ RISE BOX(ライズボックス)
〒474-0025
愛知県大府市中央町1丁目200 1階
今すぐお電話を!
⬇️⬇️⬇️
0562-85-2782
・腰痛や膝・足部痛へのバランス調整整体
・魚の目・巻き爪・たこ・外反母趾などのフットケア
・靴の提案・改造・販売、インソール(機能的中敷)作成
は大府市(名古屋市・刈谷市・東海市・豊明市・知多市・東浦町・豊田市・みよし市近郊)の当院へ
投稿者 ほまれ接骨院