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2025年2月19日 水曜日
5本指ソックスはランナーの味方?!
今日は質問の多い5本指ソックスについてです。
この問題をお話するには人間という動物を理解しなければなりません。
ご存知のように人間の手と足にある指は5本になります。
他の哺乳類も進化の過程で様々な指の本数の動物が存在しています。
例えば、猫の指のほとんど4本です。
つまり人間の足の指の数が5本ある意味があるんです。
人間の足の指は猿のように器用に使うことはできませんよね。
これは人間が哺乳類で唯一2本足で歩行することと大きく関係しております。
つまり器用に動かすことのできる手の指は長く、動かす範囲も広く、足の指には無い親指をと他の指で「物をつまむ」という対立運動を行うことが可能です。
逆に足の指は短く、動かす範囲も狭く、対立運動をすることができないです。
それは重い体重をたった2本の足で支え、さらに歩いたり走ったりすることを可能にするためには、このような形態が必要となるからです。
さらに歩行や走る以外の急激な方向転換や重量物を押すという行為の際は指を踏ん張ることで、これらを可能にしています。
もう少し詳しく言えば、親指の骨は他の4本の指に比べて1個少ない2個で、そして太いんです。
逆に他の4本の指は細長く3個の骨が存在します。
これは歩行や走行時は重い体重を前方にスムーズに誘導するために太くて骨の数が少ない親指に体重を載せるからです。
さらに歩行や走る以外の急激な方向転換や重量物を押すという行為の際は親指以外の細くて3個の骨で指を踏ん張り地面をしっかり捉えることで、これらを可能にしています。
ということは、まっすぐ前方にただ歩く走るという行為に関しては親指以外の指を使って指を踏ん張るという行為は必要ないんです。
逆にただ前方に歩く走る時に親指指以外の指が踏ん張ってしまうと、スムーズな前方への体重移動を邪魔してしまうことも多々です。
もちろん、裸足で行う柔道や相撲、横方向への急激な方向転換が必要なバスケやサッカーなどの競技では親指以外の指を踏ん張ることで、それらの動きを助けることになっております。
さあ、ここでソックスの話に戻します。
現在市販されている靴下で指の部分の形を大別すると、3種類です。
もっとも一般的なソックスで指が分けられておらず、履きやすいがやや蒸れやすいです。
親指とそれ以外の指が分かれており、いわゆる足袋が原型と言え、親指以外はやや蒸れやすい。
5本指ソックスの良いところは5本の指がそれぞれ独立しているので、親指以外の指で踏ん張ることがしやすく、蒸れにくいが脱ぎ履きがしにくい。
前方のみに進み、急激な方向転換がないアスファルトを走るランナーは、親指以外の指が踏ん張る必要が無いので、蒸れを考慮しなければ、5本指ソックスを履く必要性に疑問を感じますね。
親指のみが独立している足袋型ソックスは、親指に体重移動がしやすく、親指でしっかり地面を捉える感覚を養いやすいです。
もちろん従来の指が分かれていない靴下も前方のみ進むランナーは大きく問題はないです。
ここで一つ問題はアスファルトランナー。
アスファルトランナーは靴内の温度が特に夏は上がりやすく、蒸れやすい。
この時、靴が足に対して大きい場合は靴内で足が動き、靴内で摩擦が起こり、さらに靴内の温度が上昇していきます。
指に水膨れができやすい人は、
靴のサイズが大きいか
蒸れが強いか
荷重方向が極端すぎるか
ですね。
ということで、足の蒸れが強い方や、蒸れが強くなる夏場では、アスファルトを走るランナーは5本指ソックスもありだと考えてます。
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投稿者 ほまれ接骨院